目次
出雲発祥の名物、いただきます!

さて、出雲大社の大鳥居をパシャリ!撮ったところで、次の行き先を考える。
この時点でまだ16:00を少しすぎたあたり。サンライズ出雲の発車時間(18:51)まではかなりの時間がある。
ということで、ここらでおやつタイムといきますかね!
え?1時間半くらい前にたらふく食べただろうって?
いやあれはおやつの前のおやつですよ!!
「いやお前がなに言ってんの?」って思うかもしれないけどね、こっちだって出雲でしか食べられないものは食べておきたいんですよ!
ちなみに1時間半前にたらふく食べたというのが気になる方はこちらまで。
とは言ったものの、何を食べようか?出雲の名物でまだ食べていないものを考えた。
そうだ!ぜんざいを食べよう!!
ぜんざいは出雲の名物、しかも出雲が発祥なのだ。
ならせっかくの機会、出雲でぜんざいを食べない手はない。僕は早速、ぜんざいが食べられる店を探して向かうことにした。
発祥地の味やいかに!?
店を探すこと数分、ここがいいという候補も決まったので向かうことにする。
まあ探したというよりも、予め目星はついていたので決まるのも早かった。

ここは、ぜんざいやそれに関するお土産などを取り扱っている「ぜんざい餅」という店だ。
出雲の名物やお土産店などを集めた「ご縁横丁」にある店の一つで、なんと出雲で140年以上も続く和菓子の老舗「坂根屋」が手がける店である。
この店でしか買えない絶品銘菓「ぜんざい餅」は
「餅の中にあんこが入っていたらもっと手軽にぜんざい気分を味わえるのではないか」という、
普通のぜんざいとは真逆の発想から生まれた餅である。
出雲に行ったなら絶対買ってほしい、おすすめのお土産だ。
今回はこの店でぜんざいを食べようと思う。
ここなら、歴史深いぜんざいを味わうことができそうだ。

店内に入ると、畳の上に小さめのテーブルが並んでいた。この時は16:10くらいで、割と空いていた。
僕はこの店の看板メニューである「出雲ぜんざい」をオーダーした。
さて、どんなのが出てくるだろうか。今から楽しみでしょうがない。

ちなみにテーブルの中にはこたつもあった。僕は生まれてからこたつに入ったことが一回もなかったので、このいい機会にこたつで食べてみることにした。(ぜんざいはまだ来てないけど)
いやーしかし、外が寒すぎた中でのこたつは最高としか思えないよ!

ぜんざいが来るのを待っている間にふと見上げると、梁がめぐらされているのがわかる。
このように建物の内側がよく見えるのは、古風の建物ならではの凄みが感じられるようでいいものだ。
いよいよぜんざいのお目見え
そして待つこと15分ほど、待ちに待ったぜんざいがやってきた。

これが発祥地で食べられる、いや、発祥地でしか食べられない「出雲ぜんざい」である。
この店では、紅白餅が一つずつ入っていてとても華やかだ。
さて、お待ちかねのぜんざい、まずは一口いただくとしようか。
おぉ!これは美味い!!
おしること紅白餅が見事にマッチしていて、深くもちょうどいい甘みに仕上がっている。
おしるこだけなら甘すぎたとしても、上にのせられた餅がその甘みをちょうど良いものにしてくれるのだ。
おしるこに使われているのは「出雲産の大納言小豆」で、味や大きさなど、全てにおいて一般的なものとは別格の、出雲でしかとれない小豆が使われている。
そして紅白餅もまた、奥出雲でとれる餅粉を使用している。通常使う白玉粉と比べて粒子が大きいことから、餅を強い弾力に仕上げることができるのだ。

深い甘みのおしるこにもちもち弾力の紅白餅、その二つが合わさってできた出雲ぜんざい。そして、この出雲ぜんざいに使われている材料も全て出雲産。
まさに発祥地である出雲でしか食べられない、至高のぜんざいであったことは間違いない。

そして、ただでさえ運がつきそうなこの出雲ぜんざいと一緒に、なんと五円玉がついてきたのだ。
五円玉といえば、よく神社などで「ご縁がありますように」と賽銭箱に投げる方も多いのではないだろうか。
まあこれはよくある語呂合わせの一つとも言えるが、この店でもらった五円玉もまた
「出雲にきてくれたお礼に、そしてこの店に食べにきてくれたお礼に、さらなるご縁がありますように」という意味が込められていると確信できるものだった。
このようにして、出雲に来た観光客に楽しんでもらえるようなおもてなしをしていて、本当に凄いなと心から感じることができた。
おいしい出雲ぜんざいを食べられたし、五円玉ももらえたのでとても心地よかった。
本当にごちそうさまでした。
出雲ぜんざい餅(ご縁横丁)の場所
ぜんざい餅(ご縁横丁)について詳しくはこちら!1)出典:旅色 出雲大社勢溜前ご縁横丁 ぜんざい餅
ぜんざい餅や出雲ぜんざいの詳細についてはこちら!2)出典:坂根屋 ぜんざい餅・出雲ぜんざい
駅へと向かう、その途中

さて、出雲ぜんざいも食べ終わったところで、時刻は16:35。サンライズ出雲の発車時間まではまだたっぷり時間は残っている。
けどまぁ出雲大社も含め、神門通りのエリアも充分見つくしたので、神門通りを少し散歩しつつ、駅へ向かうことにした。
しかし駅といっても「出雲市駅」ではない。
神門通りに面している駅、一畑電車の「出雲大社前駅」だ。
行きは出雲市駅からバスで行ったので、帰りは一畑電車に乗って出雲市駅まで行こうという考えだ。
せっかく出雲に行ったのだから、出雲でしか乗れない電車に乗ってみるのもいいかもしれない。

しかし、神門通りのエリアから離れるとなると、少し寂しい気もする。
だってこの1日の多くをこの神門通りで過ごしたのだから、名残惜しいと思うのは当然のことである。
それにしても、雲の間から見える青空がまたいい具合に心を和ませてくれる。

そしてこの時間はほとんど人がいなかった。
なぜだろうか?僕は不思議でしょうがなかった。
別に今みたいにコロナが流行っているわけでもないし、休業している店が多いわけでもない。
観光地なのに、結構意外だなぁと思った瞬間だった。
出雲大社前駅に到着!

さあさあ、鉄道好きのみなさん!大変お待たせしました!!
もうすぐ一畑電車に乗りますよ!!
ということで、神門通りを歩いているうちに「出雲大社前駅」に着いた。
外観は古風というよりは今風って感じがする。それもそのはず、どうやら2012年に改装されたらしい。
ちなみに写真から見て、奥側にある扉は開くんだっけか?確か開かなかったような??
なんかここだけ記憶にないんだよなぁ。

ちなみにこの出雲大社前駅の駅舎は、1996年に国の重要文化財に指定されたものでもある。
まだまだ現役なのに「遺産」という扱いになるのは、少し珍しいのではないだろうか。
駅舎の中はまるで教会

駅舎に入ってみると、天井が高いわステンドグラスがあるわで、少し神秘的なものを感じた。
ベンチがいくつもあるのは、電車が1時間に平均1.5本しかない上に、発車時間の10分前にならないと改札に入れないためである。
この時の時刻は16:40。今度の電車は17:13発で、約30分後だ。

この膨大に有り余った、今のうちに切符を買っておくことにする。
しかし、出雲大社前から出雲市まで490円もかかるとは。
さすが観光地、交通費もバカにならない。
まあでもよく考えたら、バスでもほぼ同じ金額なので大して変わらないか。
いよいよ改札開始!その先に待つ電車とは!?

どれくらいの時間が過ぎただろうか、時刻は17:05。
「17:13発 川跡行き」の改札がようやく始まったので、改札口へと向かう。
木製の改札口を抜けて、その先に見えたのは……

ホームに止まっている一畑電車!!
この車両は7000系で、2016年から営業運転を開始した車両である。
1928年に一畑電車が自社発注したデハニ50形から、実に88年ぶりの自社発注による新型車両となっている。

車両の横はこんな感じ。ドアの枠らしきところが行先表示になっていて、開かないようになっている。

出雲大社駅を出発!出雲市駅をめざせ!!

電車は17:13に、出雲大社前駅を出発した。
この電車の終点「川跡駅」に着くのは17:24。
川跡駅で「電鉄出雲市行き」に乗り換えて、最終的に出雲市駅に着くのは17:36。
大体20分ちょいの旅になるわけだ。

やがて、4駅先にある終点の「川跡駅」に着いた。
ここからホームが変わり、3番線から17:27に発車する「電鉄出雲市行き」に乗り換える。
そしてなんとこの川跡駅、驚くことに1番線の隣に4番線があるではないか!!
随分珍しい構造をしているが、2番線と3番線はどこいった?

少し見えにくいが、もちろん2番線と3番線もしっかり存在する。
では、なぜホームの分け方を「1・2番線、3・4番線」ではなく、「4・1番線、2・3番線」としているのだろうか?
これについての理由は明確化されていないが、一つだけわかったことがある。
4番線は普段使われることがなく、臨時用のホームとして機能しているということだ。
そもそも川跡駅は、北松江線3)電鉄出雲市〜川跡〜松江しんじ湖温泉間を結ぶ。一畑電車の本線のような役割を担っている。と大社線4)川跡〜出雲大社前間を結んでいる。の分岐駅で、一畑電車の主要駅の一つでもあるのだ。
それゆえ、写真の通り人も多い。

程なくして、3番線に「電鉄出雲市行き」がやってきた。
これに乗って電鉄出雲市へ向かう。

この車両は2100系といい、元々京王線の5000系として活躍した車両。
1963年に京王線で営業運転を開始して、約30年間京王線で活躍した。
その後、1994年に一部編成を一畑電車に譲る形で京王線からは引退し、一畑電車では今もなお活躍している。
「通勤電車では初めての冷房車」としても有名な車両である。
ちなみにこの2100形は
- 富士急行線(山梨県)
- 伊予鉄道(愛媛県)
- 高松琴平電鉄(香川県)
上記3つの鉄道でも走っているので、機会があったら乗ってみるのもいい。

車内はこんな感じ。さっきの川跡駅はかなり混んでいたのに、車内は意外にも空席があった。
17:27に川跡駅を発車し、終点の電鉄出雲市駅には17:36の到着になる。
終点までの駅数は4駅、この区間を10分で駆け抜ける。
出雲市到着、出発まではあとわずか
川跡駅を出発してから10分後、電車は定刻通り(17:36)に電鉄出雲市駅に到着した。

一畑電車の「電鉄出雲市駅」と、JRの「出雲市駅」、それぞれ駅名が違うので離れていると思う人もいるかもしれないが、実は隣接しているのである。

駅前のお社屋根を見たのは何時間ぶりだろうか。
この時の時刻は17:37。朝ここのお社屋根を見たのは11:10ぐらいなので、実に6時間半もの時間を出雲観光に使うことができたわけである。
いやはや、出雲の歴史をこの身で感じることができて、いい経験になったもんだ。
それにしても、出雲市駅前のお社屋根を見る度にその風格に圧倒されて、「やはり出雲大社の玄関口、出雲市駅はこうでなくちゃな」と感じさせられる。
夕飯、朝食は忘れずに!
先述したとおり、この時の時刻は17:40ぐらい。サンライズ出雲の発車時刻は18:51なので、あと1時間ほどある。
そして、知っている方も多いと思うが、サンライズ瀬戸・出雲には食堂車がついていないので、車内での夕飯、朝食は自分で調達してくる必要がある。
また、車内には売店もなく、あるとすればせいぜい飲み物の自販機。
つまり、サンライズに乗る前に自分で食べるものを買っておかないと、その日の夕食や朝食がなしになってしまう。朝着く時間が早いところもあるので、朝食はまだいいにしても、夕食が食べられないのはかなりきついであろう。

特にサンライズ出雲は、写真のようにどの駅も停車時間がほとんどない。
岡山駅は4分間と少し長めだが、先に到着しているサンライズ瀬戸号との連結完了後にドアが開く。
そう考えると岡山駅でドアが開いている時間も、他の駅とさほど変わらないようなものだ。
以上のことを踏まえた上で、途中駅で降りて駅弁等の食事を買いに行くのはとても困難であり、乗り遅れにも繋がりかねない。なので、食事は乗る前に予め買っておく必要があるのだ。
というわけで、出雲市駅の売店で夕飯の駅弁と朝食のパンを買いに行くことにする。
夕飯は、改札口のすぐそばにある「すうべにあ出雲」というお土産屋で、少々のお土産とともに駅弁を買った。
買った駅弁は「かに寿し」という、蟹をふんだんに使った駅弁だ。
この弁当は、出雲大社正門前に位置する寿司の専門店「日本海」という店が出しているもので、出雲大社の大鳥居すぐ目の前に本店を構えている。
写真は次回までのお楽しみとしておこう。
ちなみに朝食は、先ほど夕飯の駅弁を買った「すうべにあ出雲」の目の前にある、駅構内のコンビニでパンなどを買った。
夕飯、朝食、そして少々のお土産を買った後、時間がまだたっぷりあったので、駅前のショッピングモール「アトネスいずも」の店内を少しぶらぶらしていた。
ショッピングモールに立ち寄った後、ちょうどいい時間になったので、わずかな思い残しを胸に僕は改札口へと入った。
すうべにあ出雲の場所
すうべにあ出雲について詳しくはこちら!5)出典:出雲観光ガイド すうべにあ出雲
次回予告!!

さて、サンライズ出雲旅行パート4!いかがでしたでしょうか!!
今回もまさしく出雲観光といった感じでしたが、最後の方で一畑電車に乗ったので、
「少しだけ鉄分がとれた!」という方もいらっしゃるのではないかと思います!
そして次回!サンライズ出雲旅行パート5ですが、ここから帰りのサンライズ出雲に乗って東京へ帰ることになります!!
行きのような大幅な遅延がなければいいのですが……
果たしてどうなるのか!?
というわけで今回はここで終わりたいと思います!
次回!サンライズ出雲旅行Part5!!
ぜひお楽しみに!!
それではごきげんよう!アデュー!!
注釈
| 1. | ↑ | 出典:旅色 出雲大社勢溜前ご縁横丁 ぜんざい餅 |
| 2. | ↑ | 出典:坂根屋 ぜんざい餅・出雲ぜんざい |
| 3. | ↑ | 電鉄出雲市〜川跡〜松江しんじ湖温泉間を結ぶ。一畑電車の本線のような役割を担っている。 |
| 4. | ↑ | 川跡〜出雲大社前間を結んでいる。 |
| 5. | ↑ | 出典:出雲観光ガイド すうべにあ出雲 |